日々、色々な情報が飛び交う中、「種々の健康体操」がなかなかに目を引くと思います。
皆さんも興味があると思います。
特に、「すぐに効果がでる」、「取組前と取組後の変化がすごく出ている」といった内容は、
非常に興味がわくと思います。
ただし、その効果を実感できるには、「本人の努力」が無くては決して辿り着くことはありません。
「魔法」は無いのです。「継続は力なり」です。
また、「今現在の自分に出来る事か」を判断せずに取り組んだせいで、
うまく効果を感じることが出来ない事の方が多くあると思います。
同じ動作が出来ないなら、少し弱めたり優しく行う事が大切です。
「同じ動作を出来ているか」の判断が、「自分ではよくわからない」というのも、
良くありません。
「間違った動作」をしていても気づかずに行っていて、
「せっかく行った体操」のせいで逆に痛めてしまう事もあります。
そこから「よくわからないけど痛くなった」からやめよう。
といった「悪循環のループ」が生まれてしまいます。
勿体ないです。
どの体操も、正しく行えば必ず効果はあります。
なかなか効果を感じれなくて辞めてしまうか、
やっていてどこかが痛くなってしまって辞めてしまう事が起こってしまいます。
また、「昔は出来たのに。」
よく聞く言葉です。これはしょうがないです。
「年齢」には勝てません。時間は過ぎていくものです。
人の体のピークは20代後半から30代前半だと言われています。
それ以降の人の体はどうしても「下り坂」になってしまいます。
筋力が衰えたり、関節の変形ができたり。
その「下り坂」の勾配を少しでも緩やかにするために、
「年齢相応の体操の継続」
が、欠かせないのです。あくまでも「年齢相応」で「継続」です。
「年齢相応」に無理なく行っていれば、同世代の方より動きがスムーズにできるようになります。
「継続」していれば、出来なかったことも徐々に出来るようになります。
良くないのは、「以前できたことと同じように」「一度にたくさん行う事」です。
体が壊れてしまいます。本末転倒です。
一つの体操に慣れるのに、6~8回くらいは必要です。
週1~2回の実施だと、2週間からひと月かかります。
中にはいきなり出来てしまう方もいます。
しかし体は急には変化しません。体と相談しながら行ってください。
運動と休息は、等しく行ってください。運動しすぎでもダメです。
「今」の自分の「出来る範囲」で、無理なく行ってください。
体操は「見た目は簡単」でも、実際に行ってみると思ったように出来ないこともあります。
また、「正しくできているか」を自分で判断しないといけないので、そこがまた難しい所でもあります。
「体は急には変われない」ということを忘れずに、「現状の確認」と「実際の動作の修正」に注意し、
「ハミガキ」と同じように「毎日の習慣」になると良いですね。
無理をせず、頑張ってください。